中日・田島、直球の秒回転数アップ 球児の46超え
中日の田島慎二投手(27)が13日、鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウイング」での9日間の自主トレを打ち上げた。同施設の小山代表によると、今オフのトレーニングで直球の回転数が急激に伸び、阪神・藤川を超えたという。
田島の回転数は昨年同時期で秒間43回転だったが、現在は48まで上がっている。「火の玉」と称された球児の全盛期でも「46」。一般的に直球の回転数が多ければ打者は「ボールが伸びる」と錯覚し、これが球質、キレと呼ばれるものの正体だ。
田島は「(回転数が)上がるのはいいこと。真っすぐのキレはひとつのテーマ」と説明。昨季は開幕から31試合連続無失点のプロ野球新記録をつくったタジ魔神。「『九回を任せた』と言ってもらえるように、しっかりアピールしていきたい」と今季も守護神を担う意欲を見せていた。