広島の新井貴浩内野手が11日、鹿児島市の最福寺で毎年恒例となる護摩行に臨んだ。天井に届くほどの炎に向かって約1時間半、経を唱え「ぐっと気持ちが入る。心が洗われる」と晴れやかに言った。
今年で13年連続となり「われながら、よくこの苦しい行を続けているな」と苦笑い。それでも昨季は通算2千安打を達成し、リーグの最優秀選手にも輝くなど大活躍しただけに「これをやるのが心の支え。これだけ苦しいことをやっているので、少々のことじゃ負けない気持ちになれる」と言葉に実感を込めた。
同僚の石原に加え、今回から会沢と堂林が初参加。後輩は「想像以上にきつかった」と口をそろえた。