日本ハム・栗山英樹監督（５５）が２３日、北海道の自宅がある栗山町で優勝パレード後、大谷、中田らＷＢＣ出場組に来春キャンプでの独自調整を容認する姿勢を明かした。

　侍組には“特別待遇”する。栗山監督は「こっちは全面的に協力する。ジャパンの方がこうしてください、ということに何とかするだけ。世界一になるための準備をしてほしい」。大谷、増井、宮西の侍投手陣にはＷＢＣ公認球に慣れさせるため、キャンプ初日から同球を使用して投げ込ませる方針だ。

　来年２月のキャンプの振り分けについても「ほぼイメージはしている。後はコーチ会議で投げてその通りにいけば」と栗山監督。名前は明かさなかったが、中田、宮西、増井については１軍アリゾナキャンプに帯同させず２軍の沖縄・国頭でじっくり調整させることを検討している。

　ハワイ優勝旅行中、栗山監督は「ＷＢＣは日本の威信にかけて頑張らないと」と侍組に世界一奪回を厳命。連覇へ必要不可欠な戦力だが、シーズンよりまずＷＢＣに専念させる。