王さん 古巣の巨人・高橋監督に「期待するところは大です」

 巨人OB会顧問の王貞治氏(76)が18日、台湾・台中市内のホテルで「台湾OB対巨人OB戦」(20日・台中インターコンチネンタル球場)の記者会見に出席後、高橋由伸監督(41)にゲキを飛ばした。就任1年目で2位に終わった今季を「準備期間」と位置付け、来季のV奪回を大いに期待した。

 ソフトバンクの球団会長を務める王氏だが古巣への愛情はたっぷりあった。後輩でもある高橋監督について「よく頑張ったと思いますよ。選手から即、監督になって同僚を仕切る難しさはあったと思います」とねぎらった。

 昨季限りで現役を引退し、監督就任1年目の今季。チームは優勝を逃し、CSファーストSで3位・DeNAに敗れはしたが、新監督の奮闘ぶりを高く評価した。

 さらに王氏は「今年は準備期間だと思っている。来年がスタートの年」との持論を展開。経験を積み、満を持して迎える来季。「高橋監督に期待するところは大ですね」。青年監督に3年ぶりリーグ制覇の期待を寄せた。

 悔しさを糧にすることも求めた。自身の経験も踏まえた上で「負けた時は(課題が)多い。チームの力がはっきり見える。練習方針が明確になる」。今秋の宮崎キャンプも「真剣にやっていたみたいだしね」と歩むべき道を進む姿を評価した。

 この日の会見では久しぶりに巨人の背番号1のユニホーム姿を披露し、「2度と着ることはないと思ってましたけど、着ることができて大変うれしく思っています」。尽きることのないジャイアンツ愛で、来季も古巣を温かく見守る。

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