帝京五が四国4強、高松商を下す

 「秋季高校野球四国大会・準々決勝、帝京五7-0高松商」(23日、松山中央公園野球場)

 帝京五(愛媛)が今春センバツ準優勝の高松商を八回コールドで破り、準決勝に進出。48年ぶりとなる来春センバツ出場へ、また一歩前進した。

 初回、帝京五は2死三塁のチャンスで4番・篠崎康捕手(2年)が左翼の頭を越える先制二塁打。さらに6番・今田一希内野手(2年)が左前タイムリーを放ち、この回2点を奪った。

 その後も帝京五打線は攻撃の手を緩めず計10安打、14四死球で塁上をにぎわせ、高松商を圧倒した。

 2安打2打点の4番・篠崎は、元ロッテ捕手の橋本将(たすく)氏のおいにあたり、この日はその橋本氏が球場に応援に駆けつけていた。「勝負強い打撃が自分の持ち味」と語る主砲は、センバツ切符がかかる準決勝・英明戦に向け「高松商に勝って自信になった。次も目の前の相手を倒すことだけに集中したい」と意気込んだ。

 敗れた高松商は、2年連続のセンバツ出場が絶望的となった。

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