元ロッテ小林昭則監督率いる帝京五が四国8強入り
「秋季高校野球四国大会・1回戦、帝京五8-0岡豊」(22日、松山中央公園)
帝京五(愛媛)が10安打8得点の七回コールド勝ちで岡豊(高知)を下し、準々決勝に進出した。
初回、帝京五は無死満塁から4番・篠崎康捕手(2年)が右中間を破る2点二塁打を放つなど4点を先制。二回に1点を追加すると、五回にも打線がつながり3点を挙げた。投げてはエース左腕・岡元健太朗投手(2年)が7回3安打無失点の好投で快勝した。
今春からチームを率いる小林昭則監督(49)は元ロッテ投手。高校時代は帝京(東京)のエースで、85年春の甲子園で準優勝している。現役引退後、母校・帝京で9年間コーチを務めた。元投手ながら「バッティングが大好き」と話し、就任1年目から攻撃力のあるチームをつくってきた。
1969年春に1度だけ甲子園出場の経験がある同校。目指すは48年ぶりとなる来春センバツ出場だ。準々決勝の相手は昨年覇者で今春センバツ準優勝の高松商。まずは四国の舞台で1勝を挙げた新指揮官は「打線が低めの球をよく見極めてつながった。自分たちの野球ができれば甲子園に行ける。次もしっかり戦いたい」と話した。