ソフトバンクは21日、小川編成・育成部長らが東京都八王子市の創価大を訪れ、ドラフト会議で5球団の競合の末に1位で交渉権を獲得した田中正義投手にあいさつした。田中は「必要としてくれ、すごくうれしかった。ここ一番の試合で勝てる投手になりたい」と緊張した表情で抱負を語った。
大学で本格的に投手に取り組み、最速156キロの直球が最大の武器だ。工藤監督の「日本一を共に目指そう」とメッセージが書かれた当たりくじを渡され、ソフトバンクの帽子をかぶせてもらうと笑みもこぼれた。「選手層が厚いので本当に努力しないと駄目。もっと真っすぐを磨く」とさらなる向上を誓った。