DeNA筒香沈黙2K…徹底外角攻めにやられた

 「セCSファーストS・第2戦、巨人2-1DeNA」(9日、東京ドーム)

 CSファーストS(3試合制)はセ、パ両リーグともに第2戦が行われ、セはレギュラーシーズン2位の巨人が3位DeNAに2-1で競り勝ち、対戦成績を1勝1敗とした。10日の第3戦で巨人は勝つか引き分け、DeNAは勝てばファイナルSに進む。

 封じられた。徹底した外角攻めに、DeNA・筒香嘉智外野手のバットは沈黙した。3打数無安打1四球、2三振。象徴的だったのは六回。最後はワンバウンドになるボール球を中途半端にスイングし、3球続けた外角低めへのスライダーで3球三振に倒れた。

 「ボール球を振ったこと。それで、自分で苦しめてしまった。あそこを振っていたら、ピッチャーはそこしか投げてこない」。サバサバした表情で、完敗を認めた。

 筒香のみならず、前日は3本塁打の強力打線が、この日は不発だった。奪った得点は二回に暴投で得た1点のみ。三回以降は2安打に抑えられた。ラミレス監督は「今永は期待以上の投球をしてくれた。援護できなかったということ」と好投のルーキーを見殺しにしたことを悔やんだ。

 逆王手をかけられた。勝負の第3戦。ラミレス監督が今季、繰り返してきた言葉は「TOMORROW IS ANOTHER DAY」。勝っても負けても切り替えて“あす”に向かってきた。この日も「あした、初心に帰ってやろうということ」と平常心を強調した。

 筒香は「勝つしかない。勝って広島に行けるように頑張ります」と誓う。きょうを忘れて切り替える。徹底マークの、その上を行く打撃で、広島行きの切符をつかみ取る。

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