巨人、今季甲子園無敗で虎に勝ち越し エース菅野救った

 「阪神2-4巨人」(6日、甲子園球場)

 暗雲が立ちこめていたチームに光が差し込んだ。巨人・菅野が先発し、6回2失点で9勝目。チームの連敗を4で止めた。G党の歓声に包まれながら、ヒーローは「誰かがアクションを起こさないといけないと思ってて、いい形で勝てて良かった」と充実感をにじませた。

 初回から落ち着いた投球で四回まで散発4安打に抑えた。3点リードの五回2死から4連打で2点を失ったが、一、三塁からゴメスを「最高の外の真っすぐで空振りを取れた」と、この日最速タイの152キロで空振り三振。同点のピンチを断ち切った。

 チームは試合前まで最近10戦9敗と急失速。さらにこの日は坂本が、4日・中日戦で左膝内側付近に自打球が直撃した影響で欠場。菅野は「マウンドで引っ張っていく気持ちを忘れずに上がった」と主将の分まで勝利への思いを右腕で示した。

 甲子園では今季8戦無敗。今季の阪神戦の勝ち越しも決定した。「まだまだ戦いもあるし、CSもある。ここからスタートと思ってまた頑張っていきたい」。優勝は絶望的でも、エースの勝利でチームが立て直しを図る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス