早実・清宮新主将は「優しいです」と1年生4番・野村

3番ファーストで先発する清宮(中央)=多摩一本杉
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 「秋季高校野球東京大会・一次予選1回戦、早実24-0八王子桑志」(3日、多摩一本杉球場)

 新チームでの公式戦初戦を迎えた早実は主将の清宮幸太郎内野手(2年)が「3番・一塁」で先発出場し、5打席4打数2安打1打点で本塁打は出なかった。チームは五回コールドで勝利した。

 旧チームに続き「4番・三塁」を任される野村大樹内野手(1年)は試合後、清宮新主将について、厳しさを前面に出してきた前主将の金子銀佑内野手(3年)と比べ、「清宮さんは優しいです」と話し、報道陣の笑いを誘った。

 早実の和泉実監督は今夏の西東京大会準々決勝で八王子学園八王子に敗れた直後に、清宮へ新主将就任への打診を行ったことを明かした。同監督はまた、「彼以外にいないといえばいなかった。ただ、今まで(リトル、シニアで)主将はやったことがなかったというし、彼自身が(主将の役割が)好きじゃないんじゃないかとも思った」と案じていたともいう。

 しかし、清宮自身はこの日の試合後の会見で、和泉監督へは即答で新主将の役目を受諾したことを明かした。新チーム結成後は新スローガン「GO!GO!GO!」を自ら考案し、また今夏までは個人的に積んできたウエートトレーニングの一端を、早実の新チーム内にも採り入れるなど、新風を注ぎ込んでいる。

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