ソフトバンク、好機生かせず完敗 2日連続でマジック点灯失敗
「ソフトバンク3-8日本ハム」(7日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクは2日連続で、優勝へのマジックナンバー点灯に失敗した。好機を生かせずに喫した完敗を、工藤監督は「たぶん、その差だね」と振り返った。初回に1点を先制しながらの逆転負け。中軸が好調だった日本ハムとの得点力の差が際立った。
5点を追う五回は無死一、三塁の好機をつくったが、内川の内野ゴロの間に1点を奪っただけ。七回は1点を返し、なお無死一、二塁で内川が中飛に倒れ、松田は最悪の併殺打。ビッグイニングをつくれなかった。
日本ハムに4カード連続の負け越しを喫し、今季の対戦成績は7勝12敗1分け。5試合を残して、今季の勝ち越しもなくなった。工藤監督は「相性の合わない時だってあるよ」と努めて明るく振る舞ったが、最短の優勝マジックナンバー点灯は9日にずれこんだ。
次の対戦は19~21日の札幌3連戦。「その時にやり返せるように。みんなだって悔しいはず。強い気持ちを持っていってくれたらいい」。4ゲーム差をつけて優位に立っているのは確かだが、今度こそ直接対決でしぶといライバルをたたく。