広島新庄2年連続聖地王手!堀が圧巻11K完投 決勝は如水館と対戦

 「高校野球広島大会・準決勝、広島新庄4-1崇徳」(24日、しまなみ球場)

 準決勝2試合が行われ、広島新庄と如水館が決勝に進出した。広島新庄のプロ注目左腕・堀瑞輝投手(3年)は、崇徳を相手に9回7安打11奪三振1失点で完投。自己最速にあと1キロと迫る145キロもマークした。如水館は徹底した右打ちで広陵から10得点。決勝は26日の午後1時からマツダスタジアムで行われる。両校の頂上対決は11年以来、5年ぶり。

 強い思いを胸に、一心不乱に投げ抜いた。堀が9回7安打1失点。11三振を奪う圧巻の投球で、2年連続の甲子園に王手をかけた。

 序盤から制球された直球とキレ味抜群のスライダーを武器に三振の山を築いた。「意識しているわけではないですけど、今日は勝負どころで狙って三振を取ることができた」と、流れを相手に渡さなかった。

 プロ注目の左腕を、阪神など複数球団が視察した。直球は自己最速にあと1キロに迫る145キロをマーク。2連投も疲れを感じさせなかった。「しっかりと寝ることができたので昨日よりも体が軽かったです。ペース配分を考えて投げています」と胸を張った。

 バットでは自らを援護した。2-1の六回無死一、二塁、投手と一塁手の間を強い打球で転がすバントを決め、内野安打。その後、打線が奮起、2点を奪いリードを広げた。

 夢舞台は目前。「自分がみんなを引っ張っていきたい」。エースがフル回転し夏の聖地へ導く。

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