ソフト強すぎ40勝!16日にもM点灯

 「交流戦、ソフトバンク7-5巨人」(12日、ヤフオクドーム)

 思いがけない放物線は一度とは限らなかった。最初は初回無死二塁から3号を右翼ポール際のテラス席へ。三回1死一塁の4号は右翼席へ。「驚きましたよ。2本目は特に驚いた」。ソフトバンクのベンチで工藤公康監督に目を白黒させた打者は、2番・城所龍磨外野手だ。

 初回は1ボールからの2球目、巨人高木の内角速球を打った。「120パーセント、バントだと思ったら『打て』。腹をくくって、思い切りいってやろうと」

 初球の甘い速球を仕留めた三回も「セーフティー(バント)かなと思ったら『打て』だった」。高木はスライダー系が多いという情報は頭にあったが「勝手に体が反応した」と驚きっぱなしだった。

 昨季までプロ12年で通算1本塁打。それが今季もう4発。増量からスピード重視へ、オフにトレーニングを見直し「6キロ体重を落とした割には強い打球が飛ぶ」。腹筋500回をこなす体幹の強さがその支えだ。

 五回2死では一塁内野安打で、この6連戦2度目の猛打賞。これも得点に結びつき、終盤の反撃をしのぐ要因となった。昨季に続く巨人戦3連勝。40勝も両リーグ一番乗りだ。最短で次カードのヤクルト戦で2年連続の交流戦勝率1位が決まり、16日にもリーグ優勝マジックまで点灯する。

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