ソフトB40勝一番乗り 貯金25

 「交流戦、ソフトバンク7-5巨人」(12日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンクが城所龍磨外野手(30)の2本塁打&猛打賞などの活躍で巨人を下し、6連勝とした。今季、9年ぶりの本塁打を記録したプロ13年目のベテランが躍動している。チームは両リーグ通じて40勝一番乗りを果たした。貯金は25。先発の武田が7勝目(1敗)。

 まずは初回。先頭打者の今宮が巨人・先発の高木から二塁打を放ち出塁すると、2番・城所の打球は右翼ホームランテラスへ。3号2ランで、あっという間に2点のリードを奪った。

 さらに、2-0で迎えた三回。一死から、右前打で出塁した今宮を一塁に置き、城所が初球を右翼スタンドへはじき返した。2打席連続となる4号2ランで、チームに合計4点のリードをもたらした。

 五回には2死から内野安打で出塁し、続く柳田の二塁打で一気に生還。ここまで3回の打席全てで本塁を踏んだ。

 城所は外野守備のスペシャリストで、代走、守備要員としての起用がメーンだった。プロ入りした04年から、本塁打を放ったのは07年の1本だけ。今季5月18日の日本ハム戦で放った1号3ランが9年ぶりの本塁打となり話題となった。

 お立ち台で2打席連発について水を向けられた城所は「プロ通算3本(だったので…)」と苦笑い。2本目の本塁打の感触を「一番お客さんがビックリしたのではないでしょうか。打った本人も感触もなくてビックリしました」と振り返った。この日は中京高の先輩・松田も14号2ランを放っており、先輩後輩のアベックアーチを達成。2人で松田の決めぜりふ「1、2、3マッチ!」で締めくくった。

 巨人は2-7で迎えた八回、武田を村田、ギャレット、山本の3連打で攻め立て無死満塁に。亀井が倒れた後、橋本の適時打、松本の二ゴロで2点を返した。坂本が四球で再び満塁とした後、長野も押し出し四球を選び2点差まで詰め寄ったが、阿部が替わったソフトバンク・森福の初球で一ゴロに倒れ、一歩及ばなかった。3連敗で借金1となった。

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