巨人今季初5連敗…ついに貯金「0」

 「広島3-2巨人」(26日、マツダスタジアム)

 打開策が見つからない。打順の組み替えも効果なく、今季初の5連敗。貯金は底をつき、3位に転落した。巨人・高橋由伸監督(41)は「何とか粘って試合はできた。東京に帰って、流れが変わってくれれば…」と前を見据えたが、光は見えない状況だ。

 策は打った。1、2番に立岡とドラフト2位・重信(早大)の快足コンビを並べ、長野を6番に配置。今季初のオーダーで、得点力アップを狙った。重信が2本の三塁打を放ち、坂本も2安打1打点と役割を果たしたが、4番以降がわずか1安打。立岡は何らかのアクシデントがあったもようで、四回の守りで途中交代した。

 3カード続いた遠征は投打ともに低迷し、1勝7敗と苦しんだ。5月の負け越しも決定したが、27日からは本拠地に戻って阪神を迎え撃つ。エース菅野で必勝を期す初戦は、再び打順を組み替える可能性もある。だが、指揮官は「最終的にやるのは選手」と、語気を強めた。このまま落ちるわけにはいかない。

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