ヤ大引 亡き父へ感謝打!V劇呼んだ

 「阪神6-10ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 気持ちをバットに込めた。同点の七回1死一、二塁。ヤクルト・大引が中前打で好機を広げ、一挙5得点の勝ち越し劇へいざなった。チームの連敗を3で止め、「つなぐ意識でした」と静かに振り返った。

 悲しみを乗り越えた。5日に父・正次さん(享年66)が肝臓がんのため死去。大阪市内での家族葬に参列した6日は途中出場だったが、この日はスタメン復帰。去来するさまざまな思いとともに、懸命にプレーした。

 父からは常々「最後までやりなさい」、「人が怒られていたら自分のことのように聞きなさい」など数々の教えを受けてきた。「おやじがいなかったらプロになっていない」と大引は感謝の気持ちを忘れない。天国で見守る正次さんもきっと、息子の姿に目を細めたことだろう。

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