竜ビシエド1イニング2発!史上19人目

 「巨人1-8中日」(7日、東京ドーム)

 至福の時間だった。中日打線が二回に8得点の猛攻。その幕開けがダヤン・ビシエド外野手なら、締めも背番号66だ。先頭打者で今季10号ソロを左翼席へ運ぶと、打者一巡したチャンスでは右翼席へ11号3ラン。1イニング2本塁打を放ってみせた。

 「人生で1イニング2発は初めて。本当にうれしいよ。しっかり芯でとらえられたよ」

 今村のスライダーを左翼席へ弾丸ライナーでスタンドインさせて、お祭り騒ぎがスタートした。ここから次から次へと竜戦士がベースを駆け抜ける。そして2死一、三塁で迎えたこの回、2度目の打席。初球の真ん中139キロ速球をフルスイングではじき返した。

 ネイラーが打者一人で降板した緊急事態を、記録的なアーチで見事に救った。1イニング2発は、2009年に阪神・ブラゼルが記録して以来、セ、パ両リーグで通算19人目(21度目)となるプロ野球タイ記録。中日では1972年と77年の大島康徳以来、39年ぶり2人目の快挙となった。

 「日本に来て、こうして歴史にかかわれたこと、歴史に出合えたことがうれしい」

 この日の勝利で敵地・東京ドームでの勝ち越しも決定。球団80周年を彩る大砲の活躍の分だけ、竜の快進撃は続く。

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