ソフトB摂津3回6失点…二回に暗転

 「楽天7-3ソフトバンク」(25日、コボスタ宮城)

 3年連続日本一を狙うソフトバンクは、先制点を奪う好スタートを決めたが、二回に暗転した。5年連続開幕投手を務めた摂津が、二回に打者11人の猛攻で5点を奪われて逆転負け。2年連続黒星発進となった工藤監督は「もう少し踏ん張ってほしかった。きょうは残念な形になった」と振り返った。

 経験豊富な背番号50が、ベテランらしからぬ悪循環に陥った。制球が不安定で、生命線の緩いカーブで1球しかストライクを取れず、甘く入った球をことごとく痛打された。コースを狙った球も外れ、二回だけで4四球。三回には2死から連打で1点を失い、3回6失点でマウンドを降り「何もできなかった。申し訳ない」と硬い表情だった。

 打線は立ち直った楽天のエース・則本に三回以降1安打に封じられ、7回で11三振を喫した。仙台の寒風が吹きすさぶ中、開幕戦で屈した指揮官は「負けた悔しさをぶつけてほしい」と2戦目での奮起を促した。

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