「オープン戦、楽天１－５ソフトバンク」（６日、倉敷マスカットスタジアム）

　ベテラン左腕の老獪な投球に、楽天ドラフト１位・オコエ瑠偉外野手（関東第一）は翻弄された。第１打席でソフトバンク・和田の１３１キロのスライダーにタイミングが合わずに三ゴロ。池山打撃コーチから「今日は準備不足」と叱咤（しった）を受けた。

　「タイミングが取りにくかったです。初球を見逃して、狙ってたところに来たけど、タイミングを取るのが簡単じゃないと思った」とオコエ。池山コーチは「タイミング自体合っていない。プロである以上、よく勉強していくようにしないと」と話した。着実に前進しているからこそ注文も厳しくなってきた。

　オコエは高校の卒業式（８日）に出席するため、７日に帰京する。チームをいったん離れるが「バッティングの感触とか、その日のうちにノートにつけたい」と余念がなかった。