オコエ、初の1番で安打 2戦連続H

 「ソフトバンク9-2楽天」(25日、宮崎)

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が、ソフトバンク戦で、初めて1番でスタメン出場し、2試合連続安打を記録した。結果を残し続ける黄金ルーキーを首脳陣も高評価。開幕1軍が現実味を帯び始めてきた。

 確かな自信がみなぎっていた。三回。オコエは島袋の143キロ直球を芯で捉え、左前に痛烈な打球を放った。「きょうはかなり良かった。自分の間の取り方ができている」と2試合連続安打に充実の表情を浮かべた。

 リードオフマンが2死走者なしからのチャンスメークだ。続くドラフト2位・吉持(大商大)が四球、同3位・茂木(早大)が右前にはじき返し、ルーキー3人で得点。「昨年の日本一チームを相手に、いい経験をさせてやりたかった」という梨田監督の計らいに見事応えた。

 右飛に倒れた第1打席も千賀の151キロ速球に振り負けず、強い打球を放った。初球の外角低め、152キロのボール球も見極め、「藤浪さんのときみたいにしっかり見逃すことができた」とここにも手応えをにじませた。実戦8試合で22打数6安打、打率・273。コンスタントに結果を残し続けているオコエを池山打撃コーチも「プロの中の戦う枠の中に入ってきている。1軍の振り分けの対象になってくるね」と高評価。球団初となる高卒野手の開幕1軍が現実味を帯び始めてきた。

 キャンプ中は、開幕1軍について「そんなに甘い世界じゃない」と話していたオコエだったが、「開幕1軍を目指す余裕もなかったけど、学んでいく中で結果が出てきた」と成長を実感している。ここまで来たら、目指さないはずがない。

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