オコエは実戦派!初の安打&盗塁&打点

 「練習試合、楽天4-0ハンファ」(14日、金武町)

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が、初の対外試合となる韓国・ハンファとの練習試合(金武町)に「8番・中堅」で先発出場し、2打数1安打1打点、1盗塁と堂々のデビューを飾った。第3打席では1死一、三塁から中犠飛で追加点をもぎ取るなど、実戦タイプの一面をのぞかせた。

 島人からひときわ大きな拍手で迎えられた黄金ルーキーは、期待に違わぬ存在感を放った。四球からの初盗塁。左前への初安打。貴重な中犠飛で初打点を刻み、梨田新監督に初陣白星をプレゼントした。

 「まずは1本出て良かったです」。控えめに笑みを漏らしたオコエは、少しだけ手応えを感じていた。初安打となった四回の左前打はフォーク。六回はスライダーを逆らわずに中犠飛。直球が決め球の相手投手だったが、前打者・三好にスライダーを多投しており「配球を読んで、だいたい変化球だと分かっていた」。初顔合わせの投手に、きっちり対応してみせた。

 梨田監督は「初戦ということなら十分の結果」と話し、特に六回の打席をたたえた。「変化球を引っ張りに掛からずいったね。3点目を取りたい、完全に試合を支配できるかどうか、というところでの犠牲フライだからね」。練習試合とはいえ、堅実な仕事ぶりを高く評価した。

 キャンプ初日のフリー打撃では打球が思うように飛ばず苦戦したが、半月で勝利に貢献するほどまでに成長。指揮官は「たった2週間でヒットと打点を挙げて、すごくいろんなことを吸収している」と目を細めた。

 だが、ルーキーにおごりはない。「すべてを課題に感じている。基礎を積み上げてかないといけない。まだまだ自分自身、レベルアップしないといけない」とさらなる成長の必要性を感じている。

 この日の盗塁は次打者・下妻の2球目に決めた。ただ、捕手が捕球し損ねていたこともあって「投げていなかったので、自分のスタートが良かったのか分からない。次以降、このスタートがどのくらいなのか勉強していきたい」と意欲的に語った。

 八回の初三振を含めて初物づくしだったデビュー戦から、次なる実戦の舞台は、16日の阪神との練習試合。猛虎を相手に、開幕1軍への道を切り開く。

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