楽天・オコエ ガチガチスタート   

 「楽天春季キャンプ」(1日、久米島)

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一=が1日、ガチガチスタートを切った。「気合MAX」で臨んだはずのフリー打撃では、ケージ真後ろで見守る梨田監督の熱視線に意識しまくり。37スイング中、安打性は9本と快打連発とはいかず、指揮官からはタイミングの遅さを指摘され、“プロの洗礼”を浴びた。

 スター・オコエも、やはり高校生だ。背後に控える首脳陣の目に、MAXだった気合が空回りした。「気にしすぎるくらい、意識してしまった。テンパりすぎて、ガチガチになりすぎた」。納得のいく打球には程遠く、「先輩方の打撃を見て、自分の力のなさを感じた」と肩を落とした。

 じっと見守った梨田監督は「タイミングの取り方が少し遅いかな。そんなに速くない球でも差し込まれてしまう」と指摘。今後、打撃フォーム修正も視野に入れていく構えだ。木製バットへの対応を高めるため、重さの違う3本のバットを渡した池山打撃コーチは「木の部分のどこがシンで飛ぶとか、まだ分かっていない。一から教えていく。鍛えがいがあるね」と期待を込めた。

 ルーキーへの注目は高まるばかりだ。集結した報道陣は180人。13台のテレビカメラが並び、オコエを追いかけクルーが転倒するアクシデントも。そんな“狂想曲”の中、オコエはプロの厳しさを乗り越えていく。

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