オリ助っ人コーディエ 150キロ超え
「オリックス春季キャンプ」(1日、宮崎)
オリックスの新外国人エリック・コーディエ投手(29)=前マーリンズ=が1日、ブルペン入りし、いきなり最速166キロ右腕の片りんを見せた。
気温9・4度。肌寒い中、10人が投げられるブルペンにたった一人で入った。福良監督ら首脳陣が見守る中、ステップを踏みながらのキャッチボールで肩をならすと、いきなり捕手の伊藤を座らせ重い球を披露した。受け手が瓜野ブルペン捕手に代わってからは、スライダー、チェンジアップ、ツーシームの変化球も交え35球の猛烈デモを終えた。
受けた瓜野ブルペン捕手は「バリ速かったです。150キロは出ていたと思います」と驚きの表情を見せたが、本人は「思ったよりいい感じだった。一人だけで投げるとは思わなかった。少しナーバスになったよ」とジョークを飛ばす余裕を見せた。
首脳陣の評価も上々だ。福良監督が「力を入れてないけどボールは重そうだった」と話せば、酒井投手コーチも「パワーで牛耳るだけのボールはありそう。ツーシームも素晴らしい」と高評価。
あとは160キロがいつ見られるのか。新守護神候補は「そこを目指しているわけではないけど、調子のピークはシーズン半ばに合わせている。そのころには見られるんじゃないか」と予告していた。