日本ハム・中田翔内野手（２６）が２６日、自主トレ先の米ハワイから帰国し、“満点仕上げ”をアピールした。ハワイ出発前に今季の三冠王奪取を宣言した中田は、精かんな顔つきで成田空港の到着ロビーに登場。「自分の思った通りのトレーニングができたかなと思います」と“３冠ボディー”の完成に手応えを見せた。

　昨年の倍となる２０日間、南国の地で鍛え上げた。「暑さで少し体重は減りましたが、それほど落ちてはいない。下半身だけでなく、ウエートもしっかりできた」。かつて元巨人の清原和博氏も師事したケビン山崎トレーナーの指導の下、パワーあふれる体を構築した。

　自身のハワイ滞在中に栗山監督が、結果次第で４番を外す可能性を示唆したことを伝え聞くと、「６番の方が打つんじゃないですか、と言っておいて」とニヤリ。期待の高さは身に染みて分かっている。冗談めかした反応が、状態の良さをうかがわせた。

　３冠王という壮大な目標に挑むシーズン。「毎年、それなりの結果を残すという自信を持ってシーズンに入っている」と志は変わらない。休む間もなく２８日にはキャンプ地の米アリゾナに出発する。「初日からバッチリいける」と話す表情は、自信にあふれていた。