オリ伊藤 減俸OKでも菓子パンNO
オリックスの選手会長、伊藤光捕手(26)が11日、球団に試合後の食の改善を訴えた。この日は契約更改、1500万円の大幅ダウンには無抵抗で判を押したが、チームのための要求には熱かった。
「豪華なものではなくていい、最低限、用意してもらえたら」
自身も椎間板ヘルニアに苦しんだ時期から栄養学を独学で学んだ。その観点から「ゲーム後が大事なんです」という結論に至った。試合後もトレーニングや打撃練習を行う選手が多い。だが、食堂にあるのはおにぎり、菓子パンなどで、数も確保されていなかった。サプリメントはあるが、それだけでは、効果的な摂取はできない。
秋季キャンプではラグビー日本代表も採り入れているというドライフルーツやミックスナッツを練習中に食べるようになった。これらを含めた食の改善に球団も協力姿勢を示した。ラグビー日本代表のジャパンウェイ(日本独自の方法)ならぬオリックスウェイでケガ人防止、レベルアップを目指す。