「プレミア１２・準決勝、日本－韓国」（１９日、東京ドーム）

　右太もも裏痛の中村剛が１８日、東京ドームでの全体練習に参加した。開幕から１次ラウンド５試合で侍ジャパンの４番を務めていたが、１５日のベネズエラ戦で患部を痛めて途中交代。準々決勝のプエルトリコ戦は欠場していた。

　２日間の休養を経て、この日のフリー打撃では快音を響かせた中村剛。帰国前の台湾・松山空港では「痛み？ノーコメントです。（試合に）出たら頑張ります」としたが、練習後は「すいません」と多くを語らず足早に球場を後にした。

　小久保監督から「治療に専念してもいいぞ」と言われていた中での練習参加。見守った指揮官も「練習では振れているように見えた」としたが、出場の判断は「（試合前）ギリギリになる。本人と話してから」と、当日の状態を見て判断する。欠場の場合にはプエルトリコ戦と同様に筒香を４番に据える考えだ。

　宿敵・韓国と準決勝で中村剛が４番が復帰となるか－。決勝進出へ向けて、その状態が勝利への大事な要素となる。