原監督「また明日」去就かかる第3戦へ

 「セCSファーストS第2戦、巨人2-4阪神」(11日、東京ドーム)

 地獄の入り口まで引きずり込まれた。巨人打線が11安打でわずか2点と拙攻に泣き、乱調の菅野をカバーできず。捨て身の和田虎に、逆王手をかけられた。原監督は「なかなかタイムリーが(出ない)ね。いいところまで(好機を)つくるけど、結果的にタイムリーが1本もない」と嘆いた。

 初回、まさかの展開に原監督が顔色を失った。菅野がゴメス、マートンに連続被弾。指揮官は「警戒してフォアボール、そしてホームラン、ホームランじゃフォローのしようがない」。リーグ最弱打線に、いきなりの3点は重すぎた。

 勝つか引き分けでファーストS突破となる第2戦で、原監督は思い切って決断した。6月28日から3番を任せていた坂本を7番に降格。クリーンアップに長野、阿部、亀井を並べ、打線を組み替えた。だが、シーズン同様に勝負弱さを露呈。5度も訪れた得点機に、タイムリーは1本も出なかった。

 2年契約が切れる原監督の去就は不透明のまま。球団はポストシーズンの結果を見て結論を出す方針を示しているが、ファーストSで敗退すれば厳しい立場に立たされるのは必至だ。勝負の第3戦へ、原監督は「明日、また明日ですね」と繰り返した。志半ばで、終わるわけにはいかない。

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