ハム中田お願い…若手に重圧かけないで
日本ハム・中田翔内野手(26)が8日、報道陣に対し、CSで若手選手に平常心でプレーさせるための協力を要請した。「(取材で)若い子が力を発揮できないプレッシャーをかけてほしくない。みんな集中しているし、皆さんの質問次第で余計なことを考えることもある」と配慮を求めた。
主砲が、大一番を前にした若手選手への気づかいを見せた。ロッテと戦うCSファーストS第1戦の先発が濃厚な大谷は高卒3年目。さらに近藤、西川、中島ら、中田より年下の選手が多い。報道陣への異例のお願いは、若手選手が力を発揮してほしいからこそだ。
メンバー入りした高卒ルーキーの浅間には「今のうちから(心臓が)バクバクしていると思う」と心境を思いやった。その上で「打てなくても命取られるわけではない」と心構えを説いたという。
この日は札幌ドームでCSに向けての練習が行われ、中田は2度の打撃練習などで調整。「優勝を逃したので、日本一、そこだけを見つめてやっていきたい」とあらためて誓った。