ハム中嶋ラストマスク…阪急最後の選手
「日本ハム2‐10ロッテ」(1日、札幌ドーム)
日本ハム・中嶋聡捕手兼バッテリーコーチ(46)が、本拠地最終戦のロッテ戦後のセレモニーで今季限りでの現役引退を表明した。「やりつくしました」と、プロ野球タイ記録となる実働29年の現役に別れを告げた。
九回にマスクをかぶり、選手として最後の出場。鍵谷、石井の2投手で4安打を浴び4失点したが、ベンチに戻り、仲間たちと笑顔で握手を交わした。
阪急(現オリックス)に在籍した最後の選手。西武、横浜(現DeNA)でもプレーし、04年に日本ハムに移籍。07年にコーチ兼任となり、大野、市川、近藤らを育てた。
「人に恵まれ、いろんな人と会いましたけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」。周囲への感謝で、締めくくった。