ヤクルト・バレンティン復帰即1号
「ヤクルト3-6巨人」(18日、神宮球場)
147日ぶりの1軍戦とはいえ、“60発男”は甘い球は見逃さない。六回1死一塁。戦いの場に帰ってきたヤクルト・バレンティンがド派手な一発をブッ放した。高めに浮いたマイコラスの4球目、144キロストレートを右翼席にたたき込んだ。
復帰1戦目で、昨年9月16日阪神戦(神宮)以来となる今季1号2ラン。敗戦濃厚でシュンとしていたツバメ党も一気にボルテージが上昇した。「少しは感覚も戻ってきたと思う。芯に当たったし、感触は良かった。(チームに)帰ってこられて良かった」。
昨秋の左アキレスけん手術で出遅れ、今季初出場した4月24日巨人戦(神宮)で左太ももを肉離れ。米国で手術を受け7日に戻ってきたばかり。2軍での6打席は無安打だったが、昇格即結果を出した。
先発・小川の乱調で巨人戦連勝は5でストップ。それでも真中監督は「バレンティンは動けていたし内容が良かった。相手投手に重圧をかけられれば…」と今後の“バレ効果”に期待していた。