お祭り男燃えた!松田&長谷川連弾

 「ソフトバンク5-3西武」(17日、ヤフオクドーム)

 欲しいときにチームに得点をもたらす。それが今季のソフトバンク・松田だ。1点リードの四回、先頭で高橋光の外寄り直球を右中間テラス席に打ち込む34号ソロ。続いて長谷川が低めの直球を中堅右へ運び、2人の連続ソロが本拠地胴上げを引き寄せた。

 ダイヤモンドを1周すると、松田はいつものように右翼席のファンに向かって拳を突き上げ、「熱男ぉー」と叫んだ。「今年はスローガンがよかった。球団に感謝したい」。お祭り男をいっそう燃え上がらせる言葉だった。

 開幕からただ一人フルイニング出場を続け、本塁打はトップの西武・中村と3本差。残りが6試合多いだけに、逆転での初のキング奪取も夢ではない。

 1軍復帰3戦目の長谷川は3月29日のロッテ戦以来、172日ぶりのアーチ。「甘い球をしっかりと打つことができた」。昨年痛めた右足首の回復が遅れ、4月中旬から長い2軍調整が続いたが、万全の姿で本拠地のファンの前に帰ってきた。

 松田と長谷川が6番と7番に座る打線は、順番は逆だが、開幕戦で工藤監督が示した形。チームの理想型がここへ来て完成に近づいている。「持ち味の元気を前面に出し、工藤監督を日本一の男にしたい」。選手会長の松田は元気よく宣言した。

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