松中進退本人に一任…今季1軍出場なし

 ソフトバンク・松中信彦外野手(41)が来季現役続行の判断を、球団から一任されていることが17日、分かった。今季は開幕から2軍でプレーを続け、ウエスタン・リーグで77試合に出場し打率・299、11本塁打、38打点。プロ19年目で初めて1軍出場がなく、現状では来季の構想から外れているとみられる。

 松中と球団はこれまで複数回、来季について話し合う場を持ってきた。1軍の優勝が決定し、近日中にも再び会談の場が設けられることになる。

 松中はこの日、2軍遠征先の神戸市内で取材に応じた。「待ってくださっているファンの声援に応えたい。その気持ちをずっと持ってやってきた。もしチャンスがあれば、その時に備えしっかり準備をしておきたい」と話し、進退には言及しなかった。王監督(現球団会長)のもとで本塁打王と首位打者が各2度、打点王3度。一時代を築いた平成唯一の三冠王(04年)が、岐路に立つことになりそうだ。

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