巨人拙攻祭りで“G滅”原監督嘆き節

 「広島2-1巨人」(23日、マツダ)

 巨人が自滅で痛い星を落とした。相手の3倍以上となる11安打を放ちながら、12残塁の拙攻で1点どまり。広島に連敗を喫し、首位・阪神とのゲーム差が2・5に広がった。原監督は「ここっていう時に、なかなか仕事ができない」と嘆いた。

 ミスが続出した。二回は1死一、三塁で田口が送りバントを空振り、ファウル後、2-2からの5球目はスクイズを痛恨の空振り。飛び出していた三走アンダーソンが刺され、無得点に終わった。指揮官は「難しい球だったらベンチが悪いけど…。あそこで空振りをしているようではね」と首をひねった。

 六回は2死満塁の好機で、二塁へけん制をしようとした相手守備陣の動きにつられ、三走の亀井が飛び出してけん制死。亀井は八回無死一、二塁でも送りバントを失敗し、捕邪飛で走者を進められなかった。背番号9は「今日は全部、ダメだった」と落胆した。

 前夜までのバント成功率・701はリーグ最下位。この夜も焦りやいら立ちが重圧となっているのか、平常心を欠いたプレーが目立った。「一生懸命、練習はしているけれど、実戦の中でやれるようにしなくては」と指揮官。結果がすべてのプロの世界。この一戦を教訓に、残り試合を戦うしかない。

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