中日ネイラー来日初勝利&1号ソロ

 「中日6-1ヤクルト」(7日、マツダ)

 四回、強振した打球が右中間のフェンスを越えた。跳びはねるように両腕を突き上げたのは、まだ見慣れない背番号54。「初安打が本塁打なんて夢のよう」。無邪気に1号本塁打を喜ぶ中日の新外国人右腕ネイラーが、この日の主役だった。

 本職のマウンド上では抜群の安定感を発揮。直球で内角をえぐり、鋭く動くカットボールとブレーキの利いたカーブを巧みに投げ分け、8回を4安打1失点。念願の初勝利に「うれしい。最高だ」と声を弾ませた。

 09年のWBCではオーストラリア代表にも選ばれたが、11年に右肘の手術を受け「3年間、野球ができなかった」。それでも「自分がまだいい投手だと証明したい」と奮起。四国ILp・香川からチャンスをつかんだ。努力の証しとなったウイニングボールは、翌日母国に帰る母に手渡した。

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