広島新庄またまた王手!3度目の正直だ

 「高校野球・広島大会準決勝、広島新庄4-1広島工大高」(25日、しまなみ)

 広島新庄は2年生・左腕の堀瑞輝投手が9回3安打1失点で3年連続の決勝進出を決めた。夏の甲子園初出場を目指す決勝は、26日午後1時にしまなみ球場で行われる。

 喜びは控えめだった。九回2死。堀は最後の打者を右飛に打ち取り右拳を小さく握った。尻上がりに調子を上げ9回3安打1失点。「去年もその前も決勝に進んだ。先輩に並べた」。エースの責任を果たし、安どした。

 中盤まで球が高めに浮き続けた。「なぜか腕に力が入らなかった」。“やる気スイッチ”が押されたのは1-1の五回だ。1死二、三塁で、加藤雅也外野手(3年)の投手へのゴロで、三走の堀はスタート。三本間に挟まれ、頭にタッチされた。「あれで気合が入った」。直後の五回は2者連続連続三振など3人斬り。ようやくエンジンに火が付いた。

 チームは2年連続で決勝敗退中。昨夏は1年生ながらベンチ入りし、広陵に敗れた先輩の涙を見た。「自分も悔しかったしリベンジする」。冬に走り込み下半身を強化。球速は140キロを超えた。

 迫田守昭監督(69)は「歴史をつくってほしい」と期待を寄せた。「2年生で1番を付けさせてもらっている。3年生の思いも背負って投げる」と堀。その左腕で聖地へ扉を開くときが来た。

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