ハム大谷12日ぶり登板で159キロ
「イースタン、DeNA4-3日本ハム」(8日、横須賀)
4月26日のオリックス戦で右ふくらはぎをつり、実戦から離れていた日本ハム・大谷が12日ぶりに実戦登板。イースタン・DeNA戦で最速159キロの直球を4度マークするなど、2回を投げて2安打無失点、3奪三振。「(右足は)問題なかった。右打者の内角にしっかり投げきれた。しっかりできてよかった」。完全復活への手応えを感じていた。
三回からマウンドに立つと、本来の力強い直球を連発した。松本を156キロ直球で空振り三振。続く宮崎は内角152キロの直球でバットを折り、二ゴロに仕留めた。2イニング目の四回2死一、二塁のピンチでは、ギアを一段階上げた。松本に対し159キロを連発。最後は158キロの直球で空振り三振を奪い、両手をたたいた。
この日初の月間MVPに輝いた。3、4月度は5勝0敗、防御率0・80。ダルビッシュが3年目の8月に初受賞したのを、4カ月上回った。「すごくうれしい。5月も(投打)どちらでも貢献できるように頑張りたい」と喜んだ。
戦列を離れた後にチームは2位に転落。「早く戻りたいと思った。結果を出せるようにしたい」。今後について栗山監督は「明後日(10日)ぐらいから、もし(野手で)行ければ」と説明。投手としては14日・西武戦での登板が有力だ。