G原監督、打線に手応え 長野も1軍へ
「オープン戦、DeNA6-4巨人」(18日、横浜)
上昇ムードが漂ってきた。DeNAとの開幕前哨戦で、先発全員の11安打で4得点。試合には敗れたが、巨人・原監督は「打線もだいぶ良くなってきている」と笑みを浮かべた。
二回は阿部の左翼線安打をきっかけに、5安打を集中して3点を先制。三回には、4番候補のセペダが左中間席へオープン戦1号ソロ。主軸のスイングに力強さが増してきた。
朗報も届いた。オフに右膝と右肘を手術し、2軍調整中だった長野がイースタン・ロッテ戦で3安打。1軍には20日・日本ハム戦から合流する見込みとなり、開幕スタメンに名を連ねることが濃厚となった。
打線が低迷し、原監督は「水鉄砲打線」と迫力不足を嘆いていたが、17日の練習試合・ヤクルト戦では15安打9得点。評価は「紙鉄砲打線」にランクアップした。指揮官は「キチッとしたオーダーを組める状態になりつつある」と手ごたえを感じている様子。開幕に向けて、王者がしっかり調子を上げてきた。