オリックス・Ｔ－岡田外野手（２６）が９日、神戸市の青濤館で自主トレを公開した。昨季２４本塁打と復活したが、昨季リーグ優勝したソフトバンクの本拠地・ヤフオクドームは大の苦手。今季は鬼門克服を誓った。

　ヤフオクドームでは、昨季は１２試合で打率・１９６。通算でも５２試合で打率・１８１と結果を残せていない。「（球場が）暗いので…」と苦手意識もある。しかしソフトバンクは優勝争いの最大のライバル。「そんなことは言っていられない。一番打たないといけない球場」と自らを奮い立たせた。

　今季は状況が好転する可能性がある。同球場は今オフの改修で左中間、右中間が最大で５メートル浅くなり、フェンスは１・６メートル低くなる。「狭くなるのは歓迎」とほくそ笑んだ。

　この日は安達、堤らとダッシュやフリー打撃で汗を流した。現在は打撃フォームの微調整にも取り組んでいる。「今年こそ優勝、日本一を大前提にやっていきたい」と話す背番号５５が弱点を克服した時、１９年ぶりの優勝が実現に近づく。