ヤクルト・田中浩康内野手（３２）が１１日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、５０００万減の７５００万円でサインした。大ブレークした山田に二塁の座を奪われ、代打出場が中心となった厳しい１年。減額制限いっぱいの４０％減にも「まだ期待してもらえていると思うので頑張ります」と前を向いた。

　来季へ向けて「どんな役割でもできるように準備したい」と、秋から外野の練習にも取り組むなど、どん欲に出場機会を求めていく。更改後は神宮外苑で、元ヤクルトでロイヤルズからＦＡとなった青木とともに汗を流した。

　「外野手のイロハを教わった」と、早速“弟子入り”。青木は「センスないね」と冗談を飛ばしつつ、後輩への助言を惜しまない考えを示した。