大谷後援会 故郷・奥州市が設立検討

 岩手・奥州市の小沢昌記市長(56)が7日、今季二刀流で活躍した日本ハム・大谷翔平投手(20)の後援会設立を検討していることを明かした。千葉・鎌ケ谷スタジアム内で、大谷、同市出身モデルの久慈暁子(20)を交えた広報誌の座談会取材を行った後、市を挙げて大谷をバックアップすると約束した。

 二刀流2年目でブレークした大谷に、地元の奥州市が主体となった後援会発足プランが持ち上がった。千葉・鎌ケ谷で大谷と対面した小沢市長は「本人が納得のいく実績を残したときに考えている。市としてサポートできれば」と明かした。

 06年に水沢市や江刺市など5市町村が合併して誕生した奥州市は、大谷の出身地として知名度が急上昇中。今季は球界最速タイの162キロをマークし、日本球界初の「10勝&10本塁打」も達成するなど地元でも注目度は高まる一方で、小沢市長は「なぜ(後援会が)ないんだという声もある」と市民の思いに応えたい考えだ。

 ただ、大谷は座談会で「今年の成績は納得していない」と明かしたといい、小沢市長は「世界のトップと戦いたいと思っているようだ」と雰囲気で感じたという。後援会設立は大谷が来年以降も活躍し、本人が承諾してからになるが、発足すれば市を挙げての応援ツアーや、地元でのイベントのサポートを全面的に行う予定だ。

 来年1月11日の成人式出席が決まった大谷に「参加していただけるだけでも地元の同級生は元気になる」と小沢市長。将来的には「観光大使もやっていただければ」とも期待する。影響力のある二刀流がさらに野球で結果を残せる環境づくりへ、市を挙げて後援会発足を目指す。

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