「明治神宮大会・大学の部決勝、駒大３-０明大」（１９日、神宮）

　駒大が明大を下し１３年ぶり５度目の優勝を手にした。明大は２年連続準優勝。オリックスから１位指名を受けた山崎福也投手（４年、日大三）が先発したが、八回途中まで投げ３失点だった。

　さすが、と思わせる好投だった。しかし山崎は、敗戦投手で大学最後の野球を終えた。

　六回２死三塁では、味方の失策で失点。八回には２死から連打を許し降板。直後に駒大・江越の中前に落ちる安打で決定的な２点を失った。

　しかしことごとく打者の芯を外し、ここぞでは三振を奪う投球に、観戦したオリックス・森脇監督も「自分で配球を考えられるし、早くオリックスのユニホームを着た姿を見たい」と絶賛。山崎自身も「いいところは出せた」と話す。一方でエースとして「申し訳ないという気持ち。力不足です」と２年連続準Ｖの責任を背負った。

　次は、プロの舞台。「勝てるピッチャーになりたい」と、もっともっとレベルアップしてこの悔しさを晴らす。