星野前監督、楽天残留へ SA有力

 今季限りで退任した楽天の星野仙一前監督(67)が、来季も球団に残留する見通しであることが8日、分かった。当初は退団する意思も示していた星野氏だが、三木谷オーナー、球団の強い慰留もあって翻意。近日中にも、正式発表される。

 昨年のリーグ優勝、日本一。輝かしい結果を残した闘将に、球団側は5年という長期契約を用意した。さらに年俸1億円以上を提示したもようだ。役職は、シニアアドバイザー(SA)が有力。

 残留に難色を示していた10月の段階で、一度球団側からの要請を断っていた星野氏。「名誉職ならいらない」と語っていたことから、編成権など、何らかの権限を確保されて残留を決意したとみられる。

 大久保監督の就任発表の遅れや、いまだに確定されていないコーチ人事。何かと煮え切らない展開が続いている現状において、星野氏の残留は、選手、関係者にとっても朗報となりそうだ。辞任を発表した9月18日、ミーティングで選手に告げた。「オレはいつまでも小うるさいじいさんでいるぞ!」。ユニホームは脱いだが、闘将が大久保楽天をバックアップする。

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