中日・又吉克樹投手（２３）が１３日、ドミニカ共和国で開催されるウインターリーグ参加に向け、中部国際空港から出発した。現地チーム、リセイに所属し、実戦でしっかりと鍛えていく。ウインターリーグを充実した期間にすべく、ドミニカ武者修行３カ条を掲げた。

　(１)新球シュートの試投

　「基本は真っすぐとスライダーになりますけど、（シュートで）外国人選手の反応を見たい。課題は内角の制球力ですね」と目をギラつかせた。

　(２)郷に入れば郷に従え

　「食事に関してはあっちで好きなものを見つけていきたい。郷に入れば郷に従えです」

　(３)臨時スカウト活動

　１０月下旬には新外国人調査に向け、森ヘッドコーチが現地入りする。それまでに又吉が“諜報部員”となり、実戦で感じた情報を伝達して、ひと肌脱ぐ腹づもりだ。「森さんが来たときに、しっかり話ができるようにしたい」。

　来季はスケールアップした又吉の姿が見られるに違いない。