オリが大谷速球対策!1m前で打撃練習

 オリックスは、日本ハムとのCSファーストSを2日後に控えた9日、京セラドームで全体練習を行った。打撃練習では打者が投手側へ1、2歩近寄って打ち込み。第1戦に先発が濃厚な日本ハム・大谷翔平投手(20)を念頭に、速球対策に時間を割いた。

 打撃練習の光景が、普段とは違った。糸井が、T‐岡田が、打席から出て投手側に1歩、2歩と歩み寄り、バットを構える。通常より約1メートル手前で打撃投手の投げる球を打ち込んだ。大谷の速球をイメージした練習だ。

 福良ヘッドコーチや長内、小川両打撃コーチが話し合って発案したもので、長内コーチは「(投手のリリースからの)間合いを詰めて打てるようにした。(大谷は)球が速いので、足しになれば」と説明した。

 今季、大谷とは2度対戦し2敗。1完封を許している。短期決戦では、初戦の持つ意味は大きい。何としても大谷を攻略しなければならない。

 T‐岡田は「(大谷に)2度やられている。何とか打ち崩したい。少ない失投を一発で打ち返せるように」と話した。糸井も「しっかり調整して、日本一を目指して暴れたい」と誓った。

 高校野球では、2012年夏の岩手大会決勝で大谷擁する花巻東を倒した盛岡大付ナインが、打撃マシンを打席から10メートルの距離に置き特訓を積んだ。マウンドとホームの間は18・44メートルだから、8メートル以上も前に置いたことになる。

 オリックス打線が行った速球対策。これが功を奏するか、注目だ。

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