G内海「おいしすぎて申し訳ない」

 「DeNA3‐6巨人」(26日、横浜)

 3連覇を引き寄せたのは、やはりこの男だった。巨人・内海が粘りの投球で、7回2/3を3失点。優勝決定の試合で勝利投手となり「うれしく思っています。おいしすぎて申し訳ない」と喜びに浸った。

 過去2年と違い、内海自身も苦しみながらゴールテープを切った。開幕投手の座を菅野に譲り、開幕から2カ月もの間、白星に恵まれなかった。6月にはプロ11年目で初めて左肩痛を発症し、戦線離脱。ジャイアンツ球場で、若手に交じって体を鍛え直した。

 7月まではわずか1勝だったが、勝負どころの8月以降に6勝を挙げ、3連覇に貢献。

ビールかけの権利を文句なしに得て、試合後は「時間がない!楽しんできます!」と、会場へ走り去った。

 まだ7勝8敗と負け越しており、残りシーズンに向けて「借金をしたままでは終われないので」と、意地ものぞかせる。心身ともに完全復活した背番号26が、2年ぶりの日本一奪回まで、チームをけん引する。

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