ソフト遠いM点灯…摂津が三回に6失点

 「ソフトバンク3‐7楽天」(24日、ヤフオク)

 約20分間の猛攻にさらされた顔には、大粒の汗が流れていた。悪夢の三回。ソフトバンク本拠地のスコアボードに点灯したのは、今季ワーストの1イニング6失点。優勝マジック点灯を目前にしたホークスの絶対エース摂津が、またも結果を残せなかった。

 「野手の人に申し訳ないです…」。三回1死から内野安打と連続四死球で塁を埋め、藤田に甘い139キロ直球を右翼線に運ばれる2点二塁打。さらに岡島、枡田にも2点二塁打。1イニングに3本の2点二塁打を許し、四回のマウンドに上がることはなかった。

 前回登板した17日オリックス戦でも6回7失点KO。今季初めて優勝マジック点灯に王手をかけて臨んだ一戦を落とし、チームもここから今季初の4連敗を喫した。

 足踏みのきっかけをつくったエースも責任は痛感していた。「反省点は分かっている。修正してきた」。オリックス戦で何度も痛打された変化球を再確認。キャッチボールの段階から懸命に修正に努めた。復調のきっかけをつかんでマウンドに上がったはずだった。

 中盤の打線の反撃も及ばず、楽天に完敗。2位オリックスとは2日以来となる1・5ゲーム差。25日にオリックスに「優勝マジック」が点灯する可能性も出てきた。

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