オリ痛恨…逆転サヨナラ負け首位と4差

 「楽天5‐4オリックス」(8日、コボスタ) 

 ついに神話が崩壊した。4‐3の九回、抑えの平野佳は先頭の島内に三塁への内野安打を許すと、続く松井稼に初球の高めの直球を左翼席に運ばれた。まさかのサヨナラ被弾に「両方とも甘かった」と沈痛な表情。チームは今季、七回終了時にリードしていれば無敗だったが、その連勝は61でストップした。

 痛恨の敗戦にも、森脇監督は「うちのリレーでやられたらしょうがない」と割り切った。この日は、4‐1の六回2死一塁で佐藤達を投入。八回が主戦場の投手を早めにつぎ込んだことで、継投の歯車が狂ったのかもしれない。それでも「それもうちの形」と信念は曲げなかった。

 試合のなかった首位・ソフトバンクに詰め寄るチャンスだったが、逆にゲーム差は4に広がった。「最善を尽くしてやられた。その辺は切り替えて戦う」と指揮官。今季初めての負け方でショックは大きいが、引きずってしまっていては、リーグの頂点は遠のくばかりだ。

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