「ヤクルト１０-３巨人」（７日、神宮）

　左アキレスけん痛を抱えるヤクルト・バレンティンが７試合ぶりにスタメンに復帰し、先制３ランを放って来日以来４年連続３０本塁打を達成した。

　主砲が爆発したのは初回。１死一、二塁で久保の内角真ん中のシュートを左翼席へ運んだ。大台到達に「個人の記録としてはうれしい」と、控えめに喜びを表現。前日の敗戦後にスタメン出場を直訴して結果を出し、「チームに貢献できてすがすがしい気持ち」と満足顔だった。

　本塁打リーグトップの広島・エルドレッドに３本差。しかもエルドレッドは不振のため２軍で調整中。４年連続の本塁打王には「狙わない理由はない。ケガも悪化させないようにしないとね」と意欲。“６０発男”のラストスパートが始まる。