楽天のドラフト１位・松井裕樹投手（１８）が１１日、コボスタ宮城で練習を行った。予定されている１３日のソフトバンク戦（ヤフオク）で天敵・内川を封じ、先発初勝利を挙げることに闘志を燃やした。

　内川とは過去７打数５安打と分が悪い。「配球は詳しくは言えません。ただ、ピンチで回さないこと。どう考えても打たれている。いい打者なので」と煮え湯を飲まされた思いはある。「でも、試合は来るので何とかアウトを取りたい」と若武者らしく立ち向かう。

　前回登板の６日・ロッテ戦は勝ち投手の権利を持って降板したが、味方が５点差をひっくり返されて白星が消えた。だが「勝ちはついてないけど、持続していきたい部分はある」と前向きだ。キーマン・内川を封じれば、勝利への道は開かれる。