ロッテ奇跡!九回5点差大逆転サヨナラ

 「ロッテ8-7楽天」(6日、QVC)

 ミラクルだ。伊東ロッテが2‐7の九回に5点差をひっくり返す劇的サヨナラ。大逆転でルーズヴェルト・ゲームを完成させた。

 「よし、決めようと思いました」。7‐7の同点に追いつき、なお1死一、三塁。川本は「自信のある球で来ると思っていた。初球から行こうと決めていた」。読みを働かせ、ファルケンボーグの初球、外寄りの147キロを引っ張って左前へ運んだ。移籍2年目の伏兵がスコアボードに「6×」を刻み、ベンチは空っぽになった。

 九回は先頭の岡田が中越え三塁打。4本の安打と2四球、バッテリーのミスも絡んで同点とした。ひとたび波に乗ると底知れぬ力を発揮するチームカラーの真骨頂を見せた。

 会見場に現れた伊東監督は声をうわずらせた。「もうね、半分あきらめてた。長年、野球をやってたけど、こんなの記憶にない。高校野球でも大逆転があったけど、それが頭をよぎりました。ビックリです」。百戦錬磨の指揮官が、興奮気味にまくし立てた。

 高校野球の石川大会決勝で、星稜が0‐8から九回に9点を奪う逆転サヨナラで、甲子園切符をつかみ話題を呼んだ。それをほうふつとさせるような奇跡の逆転劇だった。

 ドラマチックな結末で4連勝。上位追撃へ、これ以上ない勢いをつかんだ。

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